皆さんこんにちは。わたくしの記事も大分久しぶりになってしまい恐縮しています。今年は春からコロナ騒ぎで釣りの方も春の鯛釣りが制約を受け、ピークの4月も出船停止がありました。御前崎港の釣り船は東京、関東からの釣り客が多いため、福田港のそれよりも停止期間が長かったようです。
 
写真1

それでも私は福田港より何とか3回程度は釣行ができ、例年に近い釣果が得られました(写真1)。ただ念願の大型、5kg超えは今年も無理でした。その代わりというわけではないのでしょうが、今年は鯛シーズンの最後にトビハタという初めての魚を釣る事ができ、引きの強さとともに美味しさも堪能することができました。ハタというくらいですから白身で普通のハタと同様しっかりとした魚肉で、普通のハタ以上のおいしさでした。長年釣りをやっていてもまだまだ海には名の知られない魚がいるようで、改めて自然の豊かさを感じました。最近浜松市にオープンした何とかというスーパーには時には珍しい魚で、美味しい魚を見ることがあります。バイヤーがなかなか魚を知っているのが感じられます。

写真2

6月に入りますと皆さんもご存知の通り長雨で海が荒れ、なかなか出船できない日が続きました。鯛も終わりますと、例年沖合のポイント、金洲での大物を狙います。ウメイロ、イサキなどが主体ですが今年は珍しくなってしまったメダイが釣れました(写真2)。

続いて7月に入りますと、去年と同様、カツオが回ってきました。他の魚にはない強烈な引き込みを味わおうとまた多くの釣り客がやって来ます。こちらは御前崎港からの船の方が得意なようで福田港の船は往復の距離もかかり、ややハンデがあります。それでも、ウメイロやイサキは旬の魚でもありカツオをしのぐおいしさがあり、刺身はもとより塩焼きムニエルと様々な楽しみ方があります。

写真3

いつも同行してくれる釣り友達が元フランス料理のシェフで、先日釣ったアオダイのおすすめの料理方法を教えてくれました(写真3)。三枚におろした身皮のついたままフライパンでオリーブオイルを敷いた上で炒めます。魚が新鮮であれば半煮えの状態でも構わないそうですが、焦げ目がついたら皿に取ります。次にバターソースを作り、皿にとった魚に掛けます。続いて、レモンのしぼり汁をかけさっぱりとした味に仕上げて完成。お好みでバジルやローズマリーなどの香草をみじん切りにしたものを振りかけても美味しくできます(写真4)。

写真4

家族には大変好評で、いつもは残す皮までも食べてくれました。カリッとした触感と脂が美味しかったのでしょう。良い釣り友達を得たものです。

8月になると釣りも一休みにしようかと思いますが、タチウオとアジが待っています。こちらも揚げもの料理が美味しいものです。コロナで活動が制約される分、海での楽しみ方がある事が救いです。注意しながらこの国難(?)を乗り切りましょう。

 

 
 
 

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