【絵画の部】水彩画 疋田 孝吉さん

疋田さんの絵画のルーツは中学校時代に遡るそうです。元々は書道をされていたそうなのですが、先生の勧めで絵画に転向し、五校対抗のコンクールなどに参加されていた。高校時代も美術部に在籍し、卒業時にメンバーの卒業生7名と七彩会を結成し、卒業後もそれぞれ作品の創作を続けていきました。


ヤマハに入社後も美術部に籍を置き、厚生会館2Fで仲間と一緒に西遠女学園の美術の先生に指導を仰いでいたそうです。社内美術展も開催されていた時があり、現役中心に彫刻・絵画などの作品が出展され、優秀な作品には金銀賞などが与えられ、特選を取ると社内で買い上げられるということもあったそうです。

疋田さんは元々油絵をやられていたそうですが、東京都美術館で水彩で出展したら入選したので、その後は水彩画を続けているとのこと。そんな経緯なので、彼の手法は水彩が完全に乾いてから油絵のように絵の具を重ねて行くやり方で一般的な水彩画とは趣を異にしています。

趣味の作品展への出展は、第一回目から行っていて、途中他の展覧会と重なって出展できなかったことが一度あったということで、今回で10回目となるそうです。疋田さんの絵のモチーフは奥浜名湖、弁天や舞阪といった海・水辺をテーマにしたものが多く、今年の出展作品もその辺りのテーマの作品になるとのことです。

退職後も幅広くご活躍されており、全国公募美術団体の一つである光陽会(昭和28年創立)の24名いる構成員のお一人で全国から公募される作品の審査もされています。また長年の功績により、功労賞の表彰も受けておられる、この世界では全国的に名の通った方です。絵を通して様々な人との繋がりを持つことができ、とても有意義だとおっしゃっています。

今年も疋田さんの作品から目が離せませんね。

昨年の出品作品のご紹介 「北の海景その5

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