【造形部門】 木工衝立「世界文化遺産 富士山」 鈴木博司さん  

鈴木博司さんは、今回は7~8年振りの2回目の出展となるそうです。前回は細かい細工に苦心した建具を出展されたそうですが、今回、久ぶりに製作意欲を喚起させられたのは、何と言っても富士山の世界文化遺産登録が決まったことにありました。

昨年6月22日に、富士山世界文化遺産登録決定のニュースを聞き、記念に何か富士山にかかわる物を作ってみたいと思い始めました。それからデザインや手法などを考え始め、今回の出展作の衝立を作り始めました。コツコツと試行錯誤を繰り返しながら、ヤマハの現役時代に培った木工技術は勿論のこと、塗装、富士山の絵も含めた全体のデザイン、三保の松原の松の細かい立体的な細工に至るまで、総て一人で手作りし、半年掛りで完成しました。大きさは縦90cmx横1100cmで、玄関や和室など、何処にでも似合いそうです。ぜひ実物をご覧下さい。

 しかし、その技術は、単なる趣味に留まらず、自宅の家具やテーブル、外庭の塀などまで、何でも自分の手で作ってしまう程、根っからの木工好きの様で、実益も兼ねた素晴らしい腕をこれからも磨き続けて頂きたいものです。 (文責:富田久恵)

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