【陶芸部門】横井利枝さん 

今回は銀彩花紋 壺、焼き締め茶碗セットと又先回(第8回趣味の作品展)に出品した「風雅」(第37回静岡工芸美術展入選作)を再出品します。優しい雰囲気を持った色釉を出すことがずっと取り組んでいるテーマのひとつです。

 


  15年程前まだヤマハで仕事をしていた頃 当時中学校の同窓会で旧友からの「陶芸をしてみない?」の一言から興味本位で始めたのがきっかけでした。その旧友は陶芸窯の製造販売、陶芸材料を扱う会社を経営しており陶芸教室の生徒募集を始めた頃でした。講師の先生のきめ細やかなご指導、気の合った仲間、今思うと陶芸を始めるに当たって整った環境にあったと言える出会いでした。

  講師の馬淵莞二先生はきちんとしたプロセスとカリキュラム(湯呑→土瓶まで)手ひねりで2年、その後轆轤を学びました。道具の造り方、粘土の特色、釉薬の種類、特色、焼成等、丁寧なご指導でその後自分なりの個性を引き出す基礎となり感謝しています。又釉薬教室も別途開いてくださり基礎釉の配合、造り方、酸化還元での焼きの変化を実践を含め学びました。楽しみだったのは教室の仲間との窯元への旅でした。益子、笠間、美濃、瀬戸、常滑、伊賀、信楽、備前、萩へと楽しく知識を深められと思います。

今回は銀彩花紋 壺、焼き締め茶碗セットと又先回(第8回趣味の作品展)に出品した「風雅」(第37回静岡工芸美術展入選作)を再出品します。優しい雰囲気を持った色釉を出すことがずっと取り組んでいるテーマの一つです。これからもコツコツと自分らしい作品造りに励んで行きたいと思っております。                        (文責:横井利枝)

 

 

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